こんにちは!理系キリン(@kirin_rikei)です✨
皆さんは人生の3大支出って知っていますか?
正解は…
住宅資金
教育資金
老後資金
です!
今日はそんな中でも、
子育て世代が気になる、
“教育資金を備える方法”について
解説していきます!!
この記事は以下のような方に
オススメの記事になっています🎶
「子どもが生まれるけど教育資金ってどうやって準備すればいいの?」
「なんとなく貯金はしているけど、本当にこれでいいの?」
「学資保険ってやっぱり入るべき?」
といった疑問も
解決できる内容になっていますので、
ぜひ最後まで御覧ください🎶
はじめに
教育資金を計画的に準備するためには、
以下のような手順が必要です。
一つ一つ解説していきます!!
結局いくら?子供一人に必要な教育資金
まずは、
“何年でいくら準備する必要があるか?”
を考えるところからです。
そのために、
子ども一人で
“どれくらいの教育資金が必要になるか”
を確認していきましょう!
“どれくらいの教育資金が必要になるか”
を知ることで、
子供の人数や希望する進路を想定し、
“何年でいくら準備する必要があるか?”
を明確にすることができます😄
まずは目標や目的を
はっきりさせるところからだね!
文部科学省と日本学生支援機構による調査では、
幼稚園〜大学までかかる学費は、
以下のようになっています。
区分 | 公立 | 私立 |
幼稚園(3年間) | 約50万円 (¥495,378-) | 約93万円 (¥926,727-) |
小学校(6年間) | 約212万円 (¥2,115,396-) | 約1000万円 (¥10,001,694-) |
中学校(3年間) | 約162万円 (¥1,616,397-) | 約430万円 (¥4,309,059-) |
高校(3年間) | 約154万円 (¥1,538,913-) | 約316万円 (¥3,163,332-) |
大学(4年間) | 約242万円 (¥2,420,000-) | 約525万円 (¥5,254,800-) |
大学:独立行政法人日本学生支援機構「令和2年度学生生活調査報告」に基づいて作成
上記金額が必要になると考えた場合の、
進学先別の総額は以下のようになります。
区分 | 学費総額 |
高校まで公立大学は国立 | 約813万円 |
すべて公立 | 約819万円 |
幼稚園・大学は私立他は公立 | 約1,145万円 |
小学校・中学校は公立他は私立 | 約1,307万円 |
小学校だけ公立 | 約1,577万円 |
すべて私立 | 約2,366万円 |
公立・私立どちらに進学するかで、
総額が大きく変わることがわかるね!
ここまで紹介した金額は、
授業料・給食費・課外活動費の調査結果です。
生活費や仕送り費などは含んでおりませんので
ご注意ください。
ここまでの情報で、
“どれくらいの教育資金が必要になるか”
を把握することができたと思います。
次は、
“何年でいくら準備する必要があるか?”
を考えてください。
具体的には、
各家庭の状況や進路の希望に合わせて
・普段の収入から教育資金に回せる金額
・将来の支出に対して備えるべき教育資金
を計算してみてください。
シミュレーションには、
下記の記事で紹介している、
“iction!みらい家計シミュレーション”
も参考になるよ😄
各家庭の状況にあった、
“何年でいくら準備する必要があるか?”
という目標ができたと思いますので、
次は“どうやって準備するか”
について考えていきましょう!
教育資金の準備方法
次に
“教育資金をどのように準備するか?”
を考えていきます。
まず教育資金には、
①将来発生することがほぼ確実な費用
②年々増加する(インフレする)費用
という特徴があります。
そのため、教育資金の準備方法にも下記のような機能が必要になってきます。
①将来発生することがほぼ確実な費用
⇒『確実性』が必要になる。
②年々増加する(インフレする)費用
⇒『インフレ対策』が必要になる。
②の証拠として、
1989年~2016年の27年間で
大学の学費は
私立大:1.37倍(年1.17%アップ)
国立大:1.56倍(年1.65%アップ)
となっています!
今後も0.5%〜1.0%程度のインフレ
は考慮しておくべきでしょう!
教育資金の準備方法を考える上で、
この2つの機能はとても重要ですので、
頭に入れたまま、
各準備方法のメリット・デメリットを
見ていきましょう!
教育資金を準備する代表的な方法として、
以下の3つを紹介していきます。
・貯金/貯蓄で備える
・保険で備える
・投資で備える
最後には、
・30代片働きサラリーマン
・子ども2人を養っている
理系キリンが実践する、
“貯金×投資で備えるハイブリット型”
も紹介します!
貯金・貯蓄で備える
1つ目の教育資金の準備方法は、
“貯金・貯蓄”です。
銀行の普通預金や定期預金に
お金を預ける方法ですが、
以下のようなメリットとデメリットがあります。
銀行預金は元金が保証される可能性が高い
安全資産ですので、
①『確実性』が高い準備方法となります。
一方で利率が低く、
元金からほとんど増えることはないため、
②『インフレ対策』の機能は
不十分な準備方法と言えるでしょう。
2023年3月現在、
・定期預金の利率は〜0.2%程度、
・学費のインフレ率(0.5〜1.0%程度)
であることを考えると、
【0.5% – 0.2% = -0.3%】となり、
実質0.3%マイナスの利回り
になってしまうのです!!
保険で備える
2つ目の教育資金の準備方法は、
“保険”です。
教育資金を保険で備える、
と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、
“学資保険”ではないでしょうか?
一定額を毎年or毎月積み立てることで、
子どもが18歳になる時(満期時)に、
積立額+αの金額を受け取れる保険です。
私も母から勧められた方法です!
教育資金=学資保険
ってイメージの人も多いかも!
学資保険で教育資金を備える方法には、
以下のようなメリット・デメリットがあります。
学資保険は元金が保証されている、
且つ元金よりも多く返ってくるため、
お得な教育資金の準備方法に感じますが、
実は年利に換算すると利率が低く、
②『インフレ対策』機能は十分ではありません。
18年後に返戻率104%でも、
年利換算するとたった0.4%程度!
定期預金(〜0.2%程度)と比べても、
0.2%程度しか差がないんだ!
さらに、貯金/貯蓄よりも、
・保険会社破綻による元本割れリスク
(銀行が破綻しても補償制度がある)
・途中解約による元本割れリスク
があり、
実は、①『確実性』にも懸念がある方法です。
途中解約ができない(流動性がない)
のに、利回りがインフレに負ける!
⇒リスクとリターンがあっている方法とは言えないですね…。
自分に不幸があったときの
保険の役割もありますが、
子どもが18歳になった時に
満期の金額を受け取れるだけです。
掛け捨ての生命保険に入ったほうが、
十分な保証をつけられるので、
教育資金の準備と保険は
分けて考えることをオススメします🎶
貯金は貯金💰
保険は保険❤
だね!!
投資で備える
3つ目の教育資金の準備方法は、
“投資”です。
株式や債券を購入しにお金を増やす方法ですが、
以下のようなメリットとデメリットがあります。
投資は利回りが高い商品が多く、
大きく利益を出せる可能性もあるため、
②『インフレ対策』機能は十分です。
全世界や全米全体に投資する
インデックスファンドでは
(過去の実績をみると)15年以上の長期では
年利5%程度は現実的な利回りになります。
・学費のインフレ率:0.5%
・投資による利回り:5.0%
⇒ 5.0% – 0.5% = 4.5%
と実質利回りでもプラスになります。
しかし、投資には元本割れのリスクも有るため、
①『確実性』の機能に懸念があります。
リスクを取りすぎて、
教育資金が足りない!
なんてことになったら大変だよね!
ここまでのまとめ
ここまで紹介してきた、
3つの教育資金準備方法をまとめると
以下のようになります。
①確実性 | ②インフレ対策 | |
貯金/貯蓄 | ○ | ✕ |
保険 | △ | ✕ |
投資 | ✕ | ○ |
それぞれにメリット・デメリットがあり、
どれか一つで備えると、
・資金が十分に準備できない
・大きく元本を減らす
といったリスクがあります。
そこで!
私がオススメする教育資金の準備方法は、
“貯金×投資のハイブリット型”です!
30代 片働きサラリーマンとして、
2人の子どもの教育資金を準備している
私が実践している方法でもあります😄
貯金×投資のハイブリット型!
“貯金×投資のハイブリット型”
の教育資金準備方法は、
・貯金で確実に資金を確保しつつ、
・投資で元本を増やしインフレ対策する
というコンセプトの方法になります。
下記表の貯金と投資の
弱点を補い合うイメージです!
①確実性 | ②インフレ対策 | |
貯金 | ○ | ✕→投資で補う |
投資 | ✕→貯金で補う | ○ |
簡単にシミュレーションしてみましょう🎶
もちろん投資には元本割れリスクはありますが、
子どもが成人するまでの最大18年
という長い期間を考えると、
正しい方法で正しい投資先へ投資すれば、
適切なリスクに抑えることができます。
私が実際に投資している
・投資先
・方法(利用している制度)
は以下です😄
※投資先についてはあくまで一例ですので、
ご自身の取れるリスクを考慮の上、
投資金額と投資期間を検討してみてください。
税制優遇制度については、
利益や配当金にかかる非課税になり、
投資によるコストを抑えることができるので、
まだ活用していない方は、
ぜひ活用した上で投資を始めてみてください!
私の家庭(4人家族)では、
2023年分の非課税枠
・つみたてNISA枠:80万円
・ジュニアNISA枠:160万円
総額240万円を
を使い切る予定です😄
教育資金の準備を始めよう!!
最後に、
ここまで考えてきた計画に沿って、
各家庭に合わせた方法で、
教育資金の準備を始めましょう!
大きな金額なので、
途方も無い計画に思えるかも知れませんが、
どんなに少額からでも、
始めなければ永遠に
準備することはできません。
もし、少しでも、
「投資を始めてみようかな?」
と思った方は、
私がオススメする証券口座のリンクを貼っておきますので、
ぜひ口座開設から始めてみてください😄
オススメ①楽天証券
オススメ②SBI証券
まとめ
本日は、教育資金の備え方について、
紹介してきました!
人生の3大支出の一つである教育資金は、
①確実性
②インフレ対策
を考慮して準備がが必要な資金になります。
貯金/貯蓄、保険、投資
それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、
各家庭に合った準備方法を検討いただければと思います🎶
①確実性 | ②インフレ対策 | |
貯金/貯蓄 | ○ | ✕ |
保険 | △ | ✕ |
投資 | ✕ | ○ |
準備方法に正解はありませんが、
不正解はあると考えています。
それは、「何も考えないこと」です。
実際にお金が必要になった時、
気持ちよく背中を押して挙げられるように、
この記事を読んだその瞬間から、
・将来いくらの資金が必要になるのか?
・どんな準備方法が合っているか?
を考え始めていただきたいです!
本記事が少しでも参考になれば幸いです🎶
それではまた次回お会いしましょう!
さようならー!!
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